こんにちは、Jeff.Naoです。
本解説では、タートルスープ手法について詳しく説明します。
タートルスープは、ICT(Inner Circle Trader)コンセプトの中でも特に有名な手法であり、シンプルながらも高いリスクリワードを誇るトレード戦略です。特に「困ったらこれ」と言われるほど、汎用性が高く、どのタイムフレームや通貨ペアでも利用できるのが大きな特徴です。
タートルスープとは?
タートルスープは、主にマーケットストラクチャーの転換(Market Structure Shift)を狙い、流動性(Liquidity)を取りに行く動きを利用するトレード手法です。市場では、一度高値や安値を更新した後に急反転するケースが多く、この特性を利用してエントリーを行います。
この手法は「リクイディティ・スイープ(Liquidity Sweep)」が発生した際に、オーダーブロック(Order Block, OB)やフェアバリューギャップ(Fair Value Gap, FVG)を利用してポジションを持つのが基本的な戦略です。
タートルスープの特徴
単一のタイムフレームで使用可能
タートルスープは、1つの時間足だけで完結するため、マルチタイムフレーム分析を必要としません。どの時間足でも適用できるので、スキャルピングからスイングトレードまで幅広いスタイルに対応できます。
すべての通貨ペア・市場で使用可能
タートルスープは、すべての通貨ペアや金融市場(株式、ゴールド、仮想通貨など)で利用可能です。どの市場でも機能するため、汎用性の高い手法といえます。
レンジ相場で特に有効
この手法は、明確なレンジ相場だけでなく、見た目には分かりにくいレンジ相場でも機能します。市場がレンジを形成している場合、その中で流動性を取りに行く動きが発生しやすいため、タートルスープのパターンが頻繁に見られます。
シンプルでリスク管理しやすい
タートルスープはエントリーとターゲットが明確であり、リスクリワード比率が高いため、損小利大のトレードが可能です。また、部分利確や縦値決済を活用することで、安全性を高めることもできます。
タートルスープのエントリー方法
リクイディティ・スイープの確認
高値または安値が一度ブレイクされた後に、すぐに反転する動きを確認。「フェイクブレイク」のような形になり、流動性を取りに行ったことがわかる。
マーケットストラクチャーの転換(Market Structure Shift)の確認
短期的な安値・高値の更新が止まり、逆方向に動き始めるタイミングを特定。OB(オーダーブロック)やFVG(フェアバリューギャップ)が発生しているエリアを特定。
ロンドン・ニューヨークキルゾーン(市場が活発な時間帯)でのエントリーが特に有効。
エントリーポイントの決定
OBまたはFVGを活用し、価格がそこに戻ってきたタイミングでエントリー。ストップロスは直近の高値や安値の上に設定。リスクリワード比を考慮し、ターゲット(利確ポイント)を決める。
実際のチャートを用いた例
AUD/USD(1時間足)
1時間足でもタートルスープは機能することを実証します。リクイディティ・スイープの確認
MSSを確認し、OBを特定。ストップロスを安値に設定し、エントリー
ファンダメンタルズを考慮しない理由
タートルスープを含むSMC(Smart Money Concepts)トレードでは、ファンダメンタル分析(ニュースや経済指標)を重視しないのが特徴です。
理由は以下の通り
・ニュースによるボラティリティ(価格の急変動)は、既存のOBに反応するだけ
・ニュース直前のトレードは避け、発表後の動きを見てエントリーするのが安全
・例えば、大きなニュース(経済指標発表など)がある場合、市場は大きく動きますが、最終的にはOBやFVGに反応して戻ってくるケースが多いため、ニュースの内容そのものを考慮する必要はありません。
したがって、ニュースがあるタイミングではトレードを控え、発表後にテクニカル的なエントリーポイントを探るのが賢明な戦略です。
まとめ
タートルスープは、極めてシンプルかつ強力なトレード手法です。
- 重要なポイント
- ・単一のタイムフレームで機能し、すべての通貨ペア・市場で使用可能
- ・リクイディティ・スイープ後のマーケットストラクチャー転換を狙う
- ・OB・FVGを活用し、ロンドン・ニューヨーク時間帯でエントリー
- ・リスクリワード比が高く、効率的に資金を増やせる
- ・ファンダメンタルズは考慮せず、テクニカル分析のみでトレード可能
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