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SMC日本語解説 – SMCを学ぶ順番|初心者が迷わない学習ロードマップ

こんにちは、Jeff.Naoです。

SMCを学び始めると、Order Block、FVG、Liquidity、BOS、CHOCHなど、さまざまな用語が出てきます。

最初は一つひとつの意味を理解するだけでも大変ですし、「結局どれから学べばいいの?」と迷ってしまう方も多いと思います。

特に初心者のうちは、Order BlockやFVGなどのエントリーポイントばかりに目が行きやすいです。

しかし、SMCはひとつのサインだけで判断する手法ではありません。

相場の構造、流動性、価格が反応しやすい場所、時間足の流れなどを組み合わせながら、総合的にチャートを読み解いていく考え方です。

そのため、SMCを効率よく理解するには、学ぶ順番がとても重要です。

この記事では、SMC初心者の方に向けて、どの順番で学べば迷いにくいのかをロードマップ形式で解説していきます。

SMCとは?

SMCとは、Smart Money Conceptsの略で、大口投資家や機関投資家の資金の流れを意識して相場を分析する考え方です。

一般的なテクニカル分析では、移動平均線、RSI、MACD、水平線などを使って相場を見ることが多いです。

一方でSMCでは、価格がどこにある流動性を取りに行くのか、どこで大きな注文が入った可能性があるのか、どのタイミングで相場構造が変化したのかを重視します。

つまり、SMCは「チャートの形を見る」というよりも、価格がなぜその方向に動くのかを考える分析方法です。

ただし、SMCは覚える用語や概念が多いため、最初からすべてを理解しようとすると混乱しやすくなります。

だからこそ、基礎から順番に学んでいくことが大切です。

SMCを学ぶ前に理解しておきたい基礎知識

SMCを学ぶ前に、まずはチャートの基本を理解しておく必要があります。

特に大切なのは、ローソク足、高値・安値、トレンド、レンジ、時間足の考え方です。

SMCでは、チャート上で何度も「どこで高値を更新したのか」「どこで安値を割ったのか」「上位足ではどちらに流れているのか」を確認します。

そのため、ローソク足の形だけでなく、価格がどのような流れで動いているのかを見る力が必要になります。

例えば、上昇トレンドでは高値と安値を切り上げます。

反対に、下降トレンドでは高値と安値を切り下げます。

この基本がわかっていないと、BOSやCHOCH、Order Block、Liquidity Sweepなどを正しく判断するのが難しくなります。

SMCを学ぶ前に、まずは相場の基本的な流れを読む力を身につけておきましょう。

SMC学習ロードマップの全体像

SMCを学ぶ順番としては、次の流れがおすすめです。


1. Market Structureを理解する
2. Liquidityを理解する
3. Order Blockを学ぶ
4. FVGを理解する
5. Premium・Discountを理解する
6. 時間足の流れを合わせる
7. エントリーモデルを作る
8. リスク管理を学ぶ

この順番で学ぶことで、SMCの全体像がかなり理解しやすくなります。

初心者がつまずきやすい原因は、最初からOrder BlockやFVGだけを探してしまうことです。

もちろん、Order BlockやFVGはSMCにおいて重要な概念です。

しかし、それだけを見てエントリーしても、相場の方向性や流動性が合っていなければうまく機能しないことがあります。

SMCで大切なのは、ひとつの根拠だけを見ることではありません。

価格がどこへ向かいやすいのか、どこに流動性があるのか、どの価格帯で反応しやすいのかを、順番に整理して考えることです。

つまりSMCは、点ではなく流れで考える分析方法です。

ステップ1|Market Structureを理解する

SMCで最初に学ぶべきなのは、Market Structureです。

Market Structureとは、相場の構造のことです。

簡単に言えば、現在の相場が上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、レンジなのかを判断するための考え方です。

SMCでは、相場構造を判断するために高値と安値の動きを見ます。

上昇トレンドでは、高値と安値を切り上げていきます。

下降トレンドでは、高値と安値を切り下げていきます。

この流れが継続しているのか、それとも崩れ始めているのかを確認することが、SMC分析の土台になります。

BOSとCHOCHの違い

Market Structureを学ぶうえで、BOSとCHOCHも重要です。

BOSはBreak of Structureの略で、現在のトレンド方向に構造が継続する動きです。

例えば、上昇トレンド中に直近高値を更新した場合は、上昇方向へのBOSとして見ることができます。

一方でCHOCHはChange of Characterの略で、相場の流れが変化する可能性を示す動きです。

例えば、上昇トレンド中に重要な安値を下抜けた場合、上昇の流れが崩れ始めたサインとしてCHOCHを見ることがあります。

Market Structureを理解していないと、どのOrder Blockを重視すべきか、どの方向にエントリーを考えるべきかが曖昧になります。

そのため、SMCを学ぶなら、まずはMarket Structureを最優先で理解することが大切です。

ステップ2|Liquidityを理解する

Market Structureの次に学びたいのがLiquidityです。

Liquidityとは、簡単に言うと市場にある注文の集まりです。

SMCでは、特に損切り注文やブレイクアウト注文が集まりやすい場所をLiquidityとして見ます。

例えば、直近高値の上にはショートしている人の損切り注文が置かれやすいです。

反対に、直近安値の下にはロングしている人の損切り注文が置かれやすくなります。

そのため、価格は高値や安値の少し外側にある注文を取りに行くような動きを見せることがあります。

Liquidity Sweepとは?

Liquidity Sweepとは、価格が一度高値や安値を抜けて流動性を取ったあと、すぐに反転するような動きのことです。

例えば、直近安値を一度下抜けしたあと、すぐに上昇していく動きがあります。

これは、安値下にあった損切り注文や売り注文を巻き込んだあと、反対方向へ動き出した可能性がある場面です。

Liquidityを理解できるようになると、なぜ価格が高値や安値を一度抜けてから反転するのかが見えやすくなります。

初心者のうちは、まずチャート上の高値と安値に注目して、どこに注文が集まりやすいのかを考える練習をしてみましょう。

ステップ3|Order Blockを学ぶ

Market StructureとLiquidityを理解したら、次にOrder Blockを学びましょう。

Order Blockとは、大きな価格変動が始まる前に、大口の注文が入った可能性がある価格帯のことです。

一般的には、上昇の起点となった最後の陰線や、下降の起点となった最後の陽線がOrder Blockとして意識されることがあります。

Order BlockはSMCの中でも人気のある概念ですが、初心者が最も勘違いしやすい部分でもあります。

なぜなら、Order Blockは見つければ必ず反応するものではないからです。

Order Blockは単体で使わない

初心者のうちは、チャート上にOrder Blockを見つけると、すぐにエントリーしたくなるかもしれません。

しかし、Order Blockだけを根拠にエントリーすると、簡単に抜けてしまうこともあります。

大切なのは、そのOrder Blockがどのような相場構造の中にあるのかを確認することです。

さらに、近くにLiquidityがあるのか、上位足の方向と合っているのか、FVGやPremium・Discountと重なるのかも見ていく必要があります。

例えば、安値をLiquidity SweepしたあとにCHOCHが発生し、その後にOrder Blockへ戻ってくる場合は、ロングの候補として見やすくなります。

このように、Order Blockは単体で見るのではなく、相場の流れと組み合わせて判断することが重要です。

ステップ4|FVGを理解する

次に学びたいのがFVGです。

FVGとは、Fair Value Gapの略で、価格が強く動いたことで発生する不均衡のような価格帯です。

簡単に言えば、価格が一方向へ勢いよく動いたことで、あとから戻ってきやすい空白のようなゾーンです。

FVGは、強い買い圧力や売り圧力が出た場面で発生しやすくなります。

例えば、3本のローソク足を見たときに、1本目の高値と3本目の安値の間に隙間ができている場合、その部分をFVGとして見ることがあります。

FVGは戻りを待つ場所として使われやすい

SMCでは、価格がFVGに戻ってきたタイミングをエントリー候補として考えることがあります。

ただし、FVGもOrder Blockと同じように、単体で判断するものではありません。

重要なのは、FVGがどの場面で発生したのかです。

Liquidity SweepのあとにCHOCHが発生し、その動きの中でFVGができた場合は、反転後の押し目や戻り目として注目しやすくなります。

反対に、相場の方向性が曖昧な場所にあるFVGは、反応が弱くなることもあります。

FVGは、価格の勢いと戻りの候補地を見るために役立つ概念です。

ただし、実際に使うときは、構造・流動性・時間足の方向とセットで確認することが大切です。

ステップ5|Premium・Discountを理解する

Premium・Discountは、現在の価格がレンジ内で高い位置にあるのか、安い位置にあるのかを判断する考え方です。

基本的には、直近のスイング高値とスイング安値を結び、その中間である50%ラインを基準に考えます。

50%より上のエリアをPremium、50%より下のエリアをDiscountと見ます。

ロングを狙う場合は、なるべくDiscountエリアで買う方が有利です。

反対に、ショートを狙う場合は、なるべくPremiumエリアで売る方が有利です。

高値掴み・安値売りを避けるために重要

Premium・Discountを理解していないと、上昇を狙っているつもりでも高値付近で買ってしまうことがあります。

また、下降を狙っているつもりでも、安値付近で売ってしまうことがあります。

このような位置でエントリーすると、損切りが遠くなったり、利確までの距離が短くなったりして、リスクリワードが悪くなりやすいです。

例えば、上昇を狙いたい場合でも、価格がすでに高値付近にあるなら無理に買う必要はありません。

価格がDiscountエリアまで戻ってきて、そこにOrder BlockやFVGが重なるなら、より有利なエントリーポイントとして考えやすくなります。

Premium・Discountは、エントリー位置の良し悪しを判断するための重要な基準です。

ステップ6|時間足の流れを合わせる

SMCでは、時間足の使い分けもとても重要です。

下位足だけを見てエントリーすると、上位足の大きな流れに逆らってしまうことがあります。

その結果、良い形に見えてもすぐに逆行してしまうケースがあります。

基本的には、上位足で相場の方向性を確認し、下位足でエントリータイミングを探します。

例えば、4時間足や1時間足で上昇方向の流れが出ているなら、15分足や5分足ではロングのチャンスを中心に探します。

反対に、上位足が下降方向であれば、下位足ではショートのチャンスを中心に探します。

上位足と下位足の役割を分ける

上位足は、相場全体の方向性や重要なLiquidity、Order Blockを確認するために使います。

下位足は、実際にエントリーするタイミングを細かく見るために使います。

すべての時間足が完全に同じ方向を向くことは多くありません。

しかし初心者のうちは、できるだけ上位足の流れに逆らわない方が判断しやすくなります。

SMCでは、上位足で方向を決めて、下位足でタイミングを取るという考え方を意識しましょう。

ステップ7|エントリーモデルを作る

ここまでの基本概念を学んだら、次は自分のエントリーモデルを作っていきます。

エントリーモデルとは、どの条件がそろったらエントリーするのかを決めたルールのことです。

SMCでは、なんとなくOrder Blockに触れたからエントリーするのではなく、複数の根拠がそろった場面を狙うことが大切です。

例えば、ロングの場合は次のような流れが考えられます。

1. 価格が直近安値をLiquidity Sweepする
2. 下位足でCHOCHが発生する
3. 上昇の起点となるOrder BlockやFVGを確認する
4. 価格がそのゾーンへ戻ってくるのを待つ
5. 反応を確認してエントリーを検討する
6. 損切りは直近安値の下に置く
7. 利確は直近高値や上位足のLiquidityを目標にする

このように流れを決めておくと、感覚的なトレードを減らすことができます。

Risk EntryとConfirmation Entry

SMCでは、Risk EntryとConfirmation Entryという考え方もあります。

Risk Entryは、価格がOrder BlockやFVGに到達したタイミングで早めに入る方法です。

一方でConfirmation Entryは、下位足で反転の確認をしてから入る方法です。

Risk Entryは早く入れる分、損切り幅を抑えやすい場合がありますが、反応せずにそのまま抜けてしまうリスクもあります。

Confirmation Entryは、反転の動きを確認してから入るため、初心者には判断しやすい方法です。

最初のうちは、確認を待ってから入るConfirmation Entryを中心に練習するのがおすすめです。

ステップ8|リスク管理を学ぶ

SMCを学ぶうえで、リスク管理は必ず理解しておきたいポイントです。

どれだけ良い分析ができても、損切り位置が曖昧だったり、リスクリワードが悪かったりすると、安定したトレードは難しくなります。

エントリーする前には、必ず損切り位置と利確ターゲットを決めておく必要があります。

ロングの場合、損切りは直近安値の下やLiquidity Sweepの安値の下に置くことが多いです。

ショートの場合は、直近高値の上やSweepした高値の上に置くことが多いです。

利確ターゲットは、直近高値、直近安値、上位足のLiquidity、レンジの反対側などを目安にします。

リスクリワードを確認してから入る

エントリー前には、リスクリワードも必ず確認しましょう。

例えば、損切り幅に対して利益目標が3倍ある場合、リスクリワードは1:3です。

反対に、損切り幅と利益目標がほとんど同じ場合は、リスクリワードが悪くなります。

どれだけエントリー根拠が良く見えても、リスクリワードが悪い場所で入ると、利益が残りにくくなります。

SMCでは、エントリー根拠だけでなく、どこで損切りして、どこで利確するのかまでセットで考えることが大切です。

初心者がSMC学習でやりがちな失敗

SMC初心者がよくやりがちな失敗は、Order Blockだけを見てエントリーしてしまうことです。

Order Blockは重要な概念ですが、すべてのOrder Blockが反応するわけではありません。

相場構造、Liquidity、時間足、Premium・Discountなどを組み合わせて判断する必要があります。

また、小さい時間足だけを見て判断してしまうのもよくある失敗です。

1分足や5分足だけを見ると、細かい値動きに振り回されやすくなります。

上位足の流れを確認せずに下位足だけでエントリーすると、大きな流れに逆らってしまうこともあります。

さらに、SMC用語を覚えただけで満足してしまうのも注意が必要です。

BOS、CHOCH、FVG、Order Blockなどの言葉を知っていても、実際のチャートで使えなければ意味がありません。

SMCは知識として覚えるだけではなく、実際のチャートで何度も確認して身につけることが大切です。

SMCを効率よく学ぶコツ

SMCを効率よく学ぶには、一度にすべてを覚えようとしないことが大切です。

まずはMarket Structureだけを練習する。

次にLiquidityだけを探す練習をする。

その後にOrder BlockやFVGを組み合わせていく。

このようにテーマを分けて学ぶことで、理解しやすくなります。

過去チャートで検証する

SMCを学ぶうえで、過去チャートの検証はとても重要です。

過去のチャートを見ながら、どこでLiquidity Sweepが起きたのか、どこでCHOCHが発生したのか、どのOrder Blockが反応したのかを確認してみましょう。

最初から完璧に判断する必要はありません。

大切なのは、何度もチャートを見て、同じようなパターンを少しずつ認識できるようになることです。

SMCは一度で理解するものではありません。

検証を重ねながら、少しずつ精度を高めていくものです。

初心者のうちは、1つのテーマに絞って繰り返し練習することを意識しましょう。

初心者におすすめのSMC学習順まとめ

SMCを学ぶ順番をまとめると、まずはMarket Structureから始めるのがおすすめです。

相場構造がわからないままOrder BlockやFVGを見ても、どちら方向に狙えばよいのか判断しにくいからです。

次にLiquidityを理解しましょう。

価格がどこを狙いやすいのか、なぜ高値や安値を一度抜けてから反転するのかが見えやすくなります。

その後にOrder BlockやFVGを学びます。

これらはエントリー候補として使えますが、単体ではなく、相場構造やLiquidityと組み合わせて判断することが大切です。

さらにPremium・Discountや時間足の流れを取り入れることで、より有利な場所を選びやすくなります。

最後に、自分のエントリーモデルとリスク管理を作り込んでいきましょう。

SMCは、用語を覚えるだけではなく、相場の流れを読むための考え方です。

順番に学べば、初心者でも少しずつ理解を深めていくことができます。

まとめ

SMCは、初心者にとって最初は難しく感じやすい分析方法です。

しかし、学ぶ順番を間違えなければ、少しずつ理解しやすくなります。

最初からOrder BlockやFVGだけを探すのではなく、まずは相場構造を理解することが大切です。

そのうえで、Liquidity、Order Block、FVG、Premium・Discount、時間足の流れを順番に学んでいきましょう。

SMCで大切なのは、ひとつの根拠だけで判断しないことです。

相場構造、流動性、反応しやすい価格帯、時間足の方向性、リスクリワードを組み合わせることで、より精度の高いトレード判断につながります。

初心者のうちは、完璧を目指す必要はありません。

まずはチャートを見ながら、どこで構造が変わったのか、どこにLiquidityがあるのか、どの場所で価格が反応したのかを確認することから始めてみてください。

SMCは、順番に学び、検証を重ねることで、少しずつ実戦で使える知識になっていきます。

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