こんにちは、Jeff.Naoです。
SMCを学び始めると、Order Block、FVG、Liquidity、BOS、CHOCHなど、さまざまな用語が出てきます。
その中でもBOSとCHOCHは、相場の流れを読むうえでとても重要な考え方です。
しかし、初心者のうちは「BOSとCHOCHは何が違うの?」「どちらも高値や安値を抜ける動きではないの?」と混乱してしまう方も多いと思います。
特に、Order BlockやFVGのようなエントリーポイントばかりに注目していると、なぜその場所で価格が反応しやすいのか、今の相場が継続しやすいのか、それとも反転しやすいのかを見落としてしまうことがあります。
SMCでは、ひとつのサインだけで売買判断をするのではなく、相場の構造、流動性、価格が反応しやすい場所、そして時間足の流れを組み合わせながらチャートを読み解いていきます。
そのため、BOSとCHOCHを理解することは、トレンド継続と反転の可能性を見分けるための土台になります。
この記事では、SMC初心者の方に向けて、BOSとCHOCHの意味、違い、見分け方、そして実際のチャートでどのように使えばよいのかをわかりやすく解説していきます。
BOSとは?トレンド継続を示すサイン
BOSの基本的な意味
BOSは「Break of Structure」の略です。
日本語では「構造のブレイク」と考えるとわかりやすいです。
SMCにおけるBOSは、現在のトレンド方向に高値や安値を更新したときに使われます。
上昇トレンドであれば、前回高値を上に抜く動き。
下降トレンドであれば、前回安値を下に抜く動きです。
つまりBOSは、今のトレンドがまだ続いている可能性を示すサインとして見ます。
上昇トレンドでのBOS
上昇トレンドでは、高値と安値を切り上げながら価格が上に進んでいきます。
この流れの中で、前回の高値をさらに上に抜けると、上昇方向へのBOSと考えられます。
これは、買いの勢いがまだ残っている可能性を示します。
下降トレンドでのBOS
下降トレンドでは、高値と安値を切り下げながら価格が下に進んでいきます。
この流れの中で、前回の安値をさらに下に抜けると、下降方向へのBOSと考えられます。
これは、売りの勢いがまだ残っている可能性を示します。

CHOCHとは?トレンド転換の初期サイン
CHOCHの基本的な意味
CHOCHは「Change of Character」の略です。
日本語では「値動きの性質が変わること」と考えるとわかりやすいです。
それまで続いていたトレンドの流れが崩れ、反対方向に動き始める場面で使われます。
CHOCHは、トレンドが反転する可能性を考え始めるサインです。
ただし、CHOCHが出たからといって、必ず反転が確定するわけではありません。
あくまで「流れが変わるかもしれない」と見るための初期サインです。
上昇トレンドから下降に変わるCHOCH
上昇トレンドでは、価格は高値と安値を切り上げていきます。
しかし、その流れの中で直近安値を下に抜けると、これまでの上昇のリズムが崩れたと考えられます。
このような動きが、下降方向へのCHOCHです。
下降トレンドから上昇に変わるCHOCH
下降トレンドでは、価格は高値と安値を切り下げていきます。
しかし、その流れの中で直近高値を上に抜けると、これまでの下降のリズムが崩れたと考えられます。
このような動きが、上昇方向へのCHOCHです。

BOSとCHOCHの違い
BOSはトレンド方向へのブレイク
BOSは、現在のトレンド方向に構造を抜ける動きです。
上昇トレンド中に高値を抜く。
下降トレンド中に安値を抜く。
このように、今の流れと同じ方向に高値や安値を更新する場合はBOSとして見ます。
CHOCHはトレンドと逆方向へのブレイク
CHOCHは、現在のトレンドと逆方向に構造を抜ける動きです。
上昇トレンド中に安値を抜く。
下降トレンド中に高値を抜く。
このように、今までの流れが崩れる方向に動いた場合はCHOCHとして見ます。
見分けるポイントはどの方向に抜けたか
BOSとCHOCHは、どちらも高値や安値を抜ける動きです。
そのため、初心者のうちは混乱しやすいです。
見分けるときは、まず現在のトレンドを確認します。
そして、トレンド方向に抜けたらBOS、逆方向に抜けたらCHOCHと考えると整理しやすくなります。

チャートでBOSとCHOCHを見分ける手順
まず現在のトレンド方向を確認する
BOSとCHOCHを判断するときは、いきなりブレイクだけを見ないことが大切です。
最初に確認するべきなのは、現在のトレンド方向です。
高値と安値が切り上がっていれば上昇トレンド。
高値と安値が切り下がっていれば下降トレンドです。
直近の高値と安値を確認する
次に、どの高値や安値が意識されているのかを確認します。
BOSやCHOCHは、適当な場所を抜けたから発生するわけではありません。
相場参加者が意識しやすい直近高値や直近安値を抜けたかどうかを見ることが大切です。
ヒゲだけで判断しない
BOSやCHOCHを判断するときは、ヒゲだけで決めつけないように注意が必要です。
一瞬だけ高値や安値を抜けても、すぐに戻されることがあります。
そのため、ローソク足の実体やその後の値動きも確認しながら判断します。
特に初心者は、現在のトレンド方向を先に決めてからBOSかCHOCHかを判断することが重要です。
BOSが出たあとの考え方
BOS後すぐに飛び乗らない
BOSが出ると、トレンドが続く可能性があります。
しかし、BOSが出た瞬間に飛び乗ると、高値掴みや安値掴みになることもあります。
そのため、BOS後は一度押し目や戻りを待つのが基本です。
Order BlockやFVGへの戻りを見る
BOSが出たあと、価格はOrder BlockやFVGに戻ってくることがあります。
その場所で価格が反応すれば、トレンド方向へのエントリーを考えやすくなります。
BOSは、単体でエントリーするサインというより、トレンド方向に狙う準備をするためのサインとして使うとわかりやすいです。

CHOCHが出たあとの考え方
CHOCHだけで反転確定と考えない
CHOCHが出ると、トレンドが変わる可能性があります。
しかし、CHOCHだけで反転が確定したと考えるのは危険です。
一時的に構造を崩しただけで、再び元のトレンドに戻ることもあります。
Liquidity Sweepと組み合わせる
CHOCHを見るときは、Liquidity Sweepと組み合わせると流れを理解しやすくなります。
例えば、上昇トレンド中に高値上の流動性を取ったあと、直近安値を下に抜ける場合です。
このような流れでは、買いの勢いが弱まり、売り方向への転換を考えやすくなります。
CHOCHは、反転の可能性を探すためのきっかけとして使うのが自然です。

BOSとCHOCHを使った基本エントリーモデル
上位足で方向性を確認する
実践では、BOSとCHOCHを単体で使うのではなく、まず上位足の方向を確認します。
上位足が上昇目線なのか、下降目線なのかによって、狙いやすい方向が変わります。
下位足でCHOCHを確認する
上位足で狙う方向を決めたら、下位足で細かい構造変化を確認します。
Liquidity SweepのあとにCHOCHが出ると、エントリーの準備をしやすくなります。
Order BlockやFVGへの戻りを待つ
CHOCHが出たあと、すぐにエントリーするのではなく、Order BlockやFVGへの戻りを待ちます。
価格が反応しやすい場所まで引きつけることで、損切り位置を明確にしやすくなります。
この流れを使うことで、ただのブレイクではなく、根拠を重ねたエントリーを考えやすくなります。

初心者が間違えやすいポイント
小さすぎる値動きをBOSやCHOCHと判断してしまう
初心者がよく間違えやすいのが、すべての小さなブレイクをBOSやCHOCHと考えてしまうことです。
小さな時間足では、細かい高値や安値が何度も更新されます。
そのため、重要な構造を抜けたのか、それとも小さなノイズなのかを分けて考える必要があります。
上位足の方向を無視してしまう
下位足だけを見ると、何度もBOSやCHOCHが出ているように見えます。
しかし、上位足では大きなトレンドが続いていることもあります。
そのため、下位足のサインだけで判断せず、上位足の方向も確認することが大切です。
CHOCHだけで反転確定と考えてしまう
CHOCHは反転の可能性を示すサインですが、反転確定ではありません。
Liquidity Sweep、Order Block、FVG、上位足の方向などと組み合わせて見ることで、より根拠のある判断ができます。
大切なのは、BOSやCHOCHを単独で判断しないことです。
まとめ:BOSは継続、CHOCHは転換の可能性
BOSとCHOCHは、SMCを学ぶうえで非常に重要な考え方です。
BOSは、現在のトレンドが続いている可能性を示します。
CHOCHは、相場の流れが変わり始めた可能性を示します。
シンプルに覚えるなら、次のように考えるとわかりやすいです。
BOS=トレンド継続
CHOCH=トレンド転換の初期サイン
ただし、どちらも単体で使うのではなく、上位足の方向、Liquidity Sweep、Order Block、FVGと組み合わせて判断することが大切です。
最初はチャート上でBOSとCHOCHを見つけるだけでも難しく感じるかもしれません。
しかし、現在のトレンド方向を確認し、「どの高値・安値を抜いたのか」を丁寧に見ることで、少しずつ相場の流れが整理しやすくなります。
まずはエントリーを急ぐのではなく、BOSで継続を確認する、CHOCHで転換の可能性を考えるという基本を意識しながら、過去チャートで何度も練習してみてください。







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